台風が過ぎ去った後、住宅の中や外を確認すると様々なトラブルが発生していることがあります。
例えば住宅の屋根が台風で飛ばされた、あるいは近隣の屋根が飛んできて住宅が傷ついた、または雨漏りが発生しているなどです。
今回はこの3つのケースの対処法について解説していきます。
台風の屋根トラブルはどうすればいい?3つの事例と対処法
台風の影響で起こる屋根のトラブルは、以下の3つのケースが多いです。
- 屋根が飛ばされた
- 屋根が飛んできた
- 雨漏りが発生した
ここからは、上記3つの事例の対処法についてご紹介します。
1.台風で屋根が飛ばされた場合
瓦屋根やスレート屋根、金属屋根、アスファルトシングルの屋根は、劣化状況によって台風で屋根が飛ばされやすい屋根材なので注意が必要です。
特に防災瓦ではない通常の瓦屋根は、屋根材が一つ一つの固定されておらず、桟木(さんぎ)と呼ばれる部分に引っ掛けられているだけなので台風で屋根が飛ばされやすくなります。
これらの屋根が台風で飛ばされた場合、近隣の住宅や車を傷つけてしまうこがあります。
台風によって屋根が飛ばされた場合、自然災害による不可抗力による被害とされるので損害賠償責任はありません。
しかしメンテナンスを怠ったことで台風をきっかけに屋根が飛ばされた場合は、民放第717条の「工作物責任」を負います。
そのため台風で屋根が飛ばされた場合は、台風によるものなのか、それとも屋根の劣化によるものなのかプロに確認してもらいましょう。
2.台風で屋根が飛んできた場合
近隣の屋根が台風によって飛んできて、あなたの家や車などを傷つけた場合は、火災保険で補償される場合があります。
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・火災保険の申請について
被害に遭ったら被害状況を画像や動画で収めて、日時を詳細にメモしてから保険会社に連絡しましょう。
また前述したように台風によって屋根が飛ばされた場合は損害賠償責任を負いません。
しかし台風による影響ではない場合は損害賠償を請求できますが、すぐに支払ってもらえず裁判に発展することもあります。
火災保険を利用した方がスムーズに補償されるので、まずは火災保険の利用を検討しましょう。
3.台風で雨漏りが発生した場合
台風で天井や窓枠・外壁から雨漏りが発生している場合、屋根の不具合箇所から雨水が侵入している可能性があります。
しかし雨漏りの原因が台風によるものなのか、それとも住宅の経年劣化によるものなのかを判断するのは難しいため、プロに依頼して判断してもらうようにしましょう。
自然災害の影響で雨漏りが発生した場合は火災保険で補償されるので、雨漏り箇所を見つけたら応急処置をすると同時に画像や動画で被害状況を収めておきましょう。
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