台風が原因で起きた雨漏りなら火災保険が使えます。
ただ、どんな症状なら適用されるのか気になりますよね。
見分け方はあるの?
どこをチェックするの?
こういった疑問もあるでしょう。
経年劣化と判断されると火災保険は適用されませんので、まずは本記事をご覧ください。
経年劣化と自然災害の見分け方
雨漏りの原因が経年劣化なのか、自然災害なのかを見分けるのは難しいです。
なぜなら、家を建ててから10年以上経っている住宅は、経年劣化が起きやすくなっているからですね。
そのため、被害箇所をみるときは次の2点に注意してチェックしてみてください。
・家を建ててから何年経っているか
(塗り替えや張り替え後から何年経過したか)
・破損箇所の傷口は新しいか
例えば外壁に破損箇所があったとしても、外壁が古くなっていると、経年劣化が原因となっている可能性が高いです。
もともとあった破損箇所から雨漏りしても、台風が原因で起きた雨漏りとは判断されないので注意してください。
しかし、家を建ててから、もしくは塗り替えや張り替えを行ってから5年以内であれば、自然災害の可能性も考えられます。
もし破損箇所が新しく、コケや汚れがない状態だとしたら、強風で何かが当たって破損したと言えるでしょう。
外壁は特に判断が難しくなってくるため、定期的に外壁の状態を見ておく必要があります。
また、シーリングの劣化による雨漏りは経年劣化によるものなので、外壁の目地やサッシ周りからの雨漏りは火災保険が下りないケースもあるでしょう。
ただ判断は難しいので、火災保険を使って修理を行うことを踏まえて、1年に1度はプロの点検を受けておくのが安心です。
火災保険が適用されるのは、自然災害が起きてから3年以内ですので、放っておくのはよくありません。
屋根をプロがチェックする箇所
台風による被害が最も多く出るのは屋根です。
自然災害による影響が最も出やすいため、火災保険が適用されるケースも多くなっています。
台風に限らず、強風や大雪、雹(ひょう)などの保険の範囲で修理できるので、被害がある箇所は原因を細かく見ていきます。
ここからは、プロが必ずチェックする箇所を見ていきましょう。
屋根瓦の浮き、ズレ
台風などの強風で、瓦が浮いたりズレたりする危険性があります。
隙間が空いた瓦の下に雨が入り込んでしまい、室内への雨漏りの原因になってしまうのです。
屋根瓦の浮きやズレは台風が起きると発生しやすいため、優先してチェックする部分になります。
棟瓦の損傷
棟瓦は銅線や釘で留められているのですが、強風で煽られると棟が崩れ、中にある土が雨で流れ出てしまいます。
そのまま雨樋まで流れてしまうため、詰まりの原因になり、雨樋の水が溢れてしまう危険性もあるので注意が必要です。
漆喰の損傷
棟瓦の漆喰は横風で雨が吹き付けられると、破損して崩れてしまうことがあります。
崩れた部分から雨が吹き込み、瓦の下まで被害が出てしまうケースが多いです。
漆喰は強度が高いため、ちょっとした雨で崩れることはありませんので、台風が原因だと考えられます。
棟板金の損傷
棟板金は釘でしっかり止まっているのですが、強風により釘が浮いてしまい、最悪の場合、棟板金がめくれて飛ばされてしまいます。
下地がしっかりしていればすぐに雨漏りは起きませんが、継続的に雨が入り続けると、室内に雨が入るのも時間の問題です。
谷樋板金の損傷
谷樋板金は屋根の中で最も多く雨が流れる場所です。
屋根に降った雨が集められる通り道になっているため、台風の影響で大雨が降ると、雨漏りの危険性が高くなります。
強風で瓦がめくれている場合は、さらに被害が大きくなるでしょう。
軒先板金の損傷
屋根の軒先にある板金は風の影響を受けやすいため、強風でめくれる可能性があります。
普段の風なら全く問題ないのですが、台風のような強い風が吹き付けると徐々に釘が抜け、屋根と一緒にめくれることもあります。
そのため、少しでも損傷が見られる場合は、修理をしておくのが望ましいです。
雨樋の損傷
雨樋は台風で損傷するケースが多いです。
固定されている金具ごと風で吹き飛んでしまうこともあるため、強風が起きたときは必ずチェックしておきたい部分ですね。
破損した雨樋から溢れる水が原因で、他の場所に雨漏りが起きる可能性も高く、被害が出た場合はすぐに直さなくてはいけません。
どちらにせよ雨漏りの修理は必要
どんな状況だとしても、雨漏りの修理は早急に行う必要があります。
被害が大きくならないよう、まずはプロの点検を受けるのをおすすめします。
火災保険を使った雨漏りの修理は、長年の現場経験と保険の正しい知識を持つ業者へ依頼するのが望ましいです。
ノウハウのない業者に依頼してしまうと、火災保険が適用される箇所を見落としてしまう可能性もあるからですね。
火災保険を使った雨漏り修理なら、スーパーホームレスキューへお任せください。
今まで火災保険を使用した雨漏り修理を数多く経験しているため、申請や審査に対しても熟練のノウハウで対応いたします。