雨漏りは気づかないケースも珍しくなく、天井からポタポタと雨水が滴り落ちてくるようになった頃には、大規模な雨漏りに発展していることも珍しくありません。
早期に雨漏りしているか確認する方法は、3つあります。
また、雨が降っていないのに雨漏りすることもありますが、この場合2つの可能性があります。
雨漏りは気づかない?3つの確認方法
雨漏りはポタポタと天井から雨水が滴り落ちてこないと気づかないイメージがありますが、雨が降っていない日でも住宅が雨漏りしていないか確認する方法があります。
そこでここからは、手軽に雨漏りしているか確認できる3つの方法をご紹介いたします。
1.クロスにシミはないか
屋根や外壁から雨漏りすることで、住宅の建材や金属に雨水が侵入して、やがて住居内にまで雨水が侵入していきます。
この時に気づくための確認方法が、壁紙や天井のクロスにシミができていないかです。
- クロスの一部分だけ変色している
- クロスの一部分だけ浮いてきている
- クロスにシミができて変色している
上記3つのような症状があれば、雨漏りしている可能性が非常に高いです。
2.カビ臭いにおいはしないか
部屋に入ると、全く思い当たることがないのに異常にカビ臭い場合は、雨漏りによって天井や壁にカビが発生している可能性があります。
その部屋が雨漏りしていないか確認する方法として、一度窓や扉を全て締め切って、30分〜1時間後に再び部屋の扉を開けたときにカビ臭いかどうかを確認します。
部屋干しや家具などにカビが発生しているわけではないのにカビ臭い場合は、雨漏りを疑いましょう。
3.異常に湿度が高くないか
他の部屋はそこまで湿度が高くないのに、ある部屋だけ異常に湿度が高い場合は、雨漏りしている可能性が高いです。
屋根や外壁から雨漏りすることで、建材や断熱材などに水分が取り込まれることで、部屋全体の湿度が高くなります。
湿度が高い部屋はカビが発生しやすくなるので、先ほどご紹介したカビ臭いニオイもしたら雨漏りの可能性が非常に高いです。
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雨が降っていないのに雨漏りする原因は?
雨漏りには「雨が降っている日に雨漏りするケース」と、「雨が降っていない日に雨漏りするケース」の2つのケースがあります。
そのうち、「雨が降っていないのに雨漏りするケース」では、2つの可能性があります。
そこでここからは、雨が降っていないのに雨漏りする2つの原因を詳しく解説していきます。
1.時間差で雨漏りしている可能性がある
雨漏りは雨が降っているときに起こるイメージがありますが、時間差で雨漏りが発生することもあります。
雨漏りによって建材や断熱材などに侵入した雨水が、天井からポタポタと滴り落ちてくるまでには時間差があります。
雨水はゆっくり時間をかけて侵食してくるため、雨の翌日に天気がいいのに雨漏りすることも十分あり得ます
2.水道管の破裂や破損の可能性がある
- 雨が降っていないのに水が漏れてくる
- 最上階ではないのに天井から水が漏れてくる
- 漏れてきた水が臭い
- 水道料金が高くなった
- 大量の水が漏れてくる
このようなケースの場合、雨漏りではなく水道管の破損や破裂によって水漏れしている可能性があります。
天井や壁の中には、水道管が幾十にも張り巡らされており、その内の1本でも破損・破裂することで壁や天井の中で水漏れして、壁紙や天井にシミができたり、ポタポタと水が漏れてくる原因になります。
賃貸住宅やマンションなど集合住宅の場合は、オーナーや管理会社に連絡することで修繕してもらうことが可能です。
築10年以内の築浅の住宅であれば、工務店やハウスメーカー負担で修繕してもらうことが可能なので、連絡してみましょう。
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二階建てなのに《一階》から雨漏り
もし雨漏りしていたらどうしたらいいの?
賃貸住宅やマンションなど集合住宅の場合は、管理会社に連絡することで指定の工務店が状況を確認して、修繕工事を行うのが一般的な流れです。
しかし戸建て住宅の場合は、自分で工務店に連絡して雨漏り調査を行ってもらう必要があります。
雨漏り調査は難易度が高い調査なので、専門知識や技術・設備が必要です。
そのため「雨漏り診断士」資格を持つ人が在籍している工務店に依頼することで、専門的なプロ目線で雨漏り調査をしてもらうことができます。
先ほどもお話ししましたが、また築10年以内の築浅の戸建てであれば、工務店やハウスメーカーの保証で修繕してもらうことも可能です。
工務店に連絡する前に、まずは住宅の保証内容を確認するようにしましょう。