耐震問題でリフォームを勧められたらまずはセルフチェック

耐震リフォームお役立ち情報

「耐震的に問題があるかもしれません」

とリフォームを勧められた時、何も知識のない状態ですと、言われるがままリフォームをしてしまう恐れがあります。

まずは、住宅工法で建てられた代表的な例をもとに、チェック項目をあげますので、該当する箇所がないかどうか、一度自分で確認をしてみてはいかがでしょうか。

耐震チェックポイント10

間取りや構造によっては、差がありますが、もし一つでも該当するようであれば、一度ご相談下さい。

  • 昭和56年以前に建てた家
  • 増築をしたことがある
  • 屋根に重いものを乗せている
  • 地盤に危険を感じている
  • 基礎が鉄筋コンクリートではない
  • 床に傾きがある
  • 壁が少ない家
  • 基礎部分にひび割れがある
  • 大きな災害に見舞われた過去がある
  • 4Mを越える吹き抜けがある

昭和56年以前の建物は危険

昭和56年の宮城県沖大地震をきっかけに、今まで重要とされていなかった建築基準が、大きく見直しされました。

建築基準法が改正され、耐震基準が強化されたのです。

ちなみに、平成12年以降に建てられた住宅の場合は、より安心です。

阪神淡路大震災をきっかけに、それまであいまいだった木造住宅の構造規定がより明確化され、それに沿って建てられた建築物はより耐震性が高いものとなりました。

増築をしたことがある

増築の際、建築確認など必要な手続きを行ってから、増築をされている場合は、大きな問題に結びつくことはありません。

そのさい、既存部の適切な補修・改修、増築部との接合をきちんと行っているかどうかが重要です。

必要な手続きを省略していたり、増築を2回以上繰り返していたり、増築時、壁や柱を一部撤去するなどした場合は、要相談です。

屋根に重いものを乗せている

屋根は軽量なほうが、耐震性の点で有利だということは間違いありません。

ただ、一般的なソーラーパネルなどの総重量は、人間で言うと5~6人程度ですので、さほど大きな問題とはならないでしょう。

重いとされている日本瓦ですが、軽量化と強固に組み合わさる瓦構造を追加して安全性を高める「防災瓦」という製品もございます。

建物の見た目を変えたくないという方におすすめです。

地盤に危険を感じている

いくら耐震対策を行っていても、地盤が悪い場合は倒壊のリスクを伴います。

2000年以降に建てられた新築一戸建ての場合、家を建てる際に地盤調査を行い、もし地盤が悪ければ地盤改良をしなければいけない決まりがあります。
気になる方は、地盤調査報告書や地盤改良工事に関する報告書をハウスメーカーさんへ聞いてみるのも良いかもしれません。

00年より前に建築された戸建て住宅は、地盤に関する情報はほとんどない可能性が高いでしょう。

基礎が鉄筋コンクリートではない

布基礎・ベタ基礎・杭基礎のような堅固な鉄筋コンクリートによる基礎は、その他の基礎と比べてとても丈夫です。改めてご自宅の基礎の種別
を見直して下さい。

昭和56年以前に建てられた場合、無筋基礎である場合が多いでしょう。

ブロックで作った基礎もありますし、鉄筋が入ってあると記載されていても、建物の外部のみに基礎が施されていたりと、強度にかなりの不安となる基礎の場合が多く見受けられます。

床に傾きがある

・老朽化
・施工不良
・地震による地殻変動や液状化
・地盤沈下
・シロアリ

に問題がある可能性が高いでしょう。

大きな地震後や、周辺の大工事後に家の傾きが気になった方は、火災保険が適用される可能性が高いので、ご加入中の保険証書をご確認のうえ、ご相談下さい。

関連記事:雨漏り修理は火災保険で対応できるのって本当?その条件について詳しく公開!【費用負担0円】

壁が少ない家

壁が少ない家
1階の外壁を見て、東西南北の全てに91cm以上の大きな壁がある場合は、耐震構造の強い住宅と言っても良いでしょう。

壁が多い場合は、その上部は揺れが少ない傾向にあります。

逆に、壁が少ない場合は揺れが大きく、揺れが伝わる上部から倒壊する恐れがあります。

また、最近流行りの壁一面がガラスで出来ている住宅などは、耐震的に弱く、より大きな鉄筋を入れた方が良いでしょう。

基礎部分にひび割れがある

基礎のヒビ

家の外壁を眺めているとき、ふと下の基礎部分にひび割れを見つけてしまった。

というのは、よくあるかと思います。

基礎部分にひび割れが入っているからといって、今すぐ工事をしなければいけない、というわけではないのでご安心下さい。

ひび割れの原因として、

・乾燥による収縮
・気温の変化
・不同沈下
・地震
・コンクリートの中性化
・施工不良

等がございます。
いずれにせよ、いつかは施工が必要となってきますが、大急ぎでしなければならないわけでもございません。

深刻なのは、ひび割れの幅が0.3㎜以上、深さが0.5㎜以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、早急な補修が必要です。

いつ起こるかわからない地震に備えて、出来る限り早めにご相談下さい。

大きな災害に見舞われた過去がある

災害に見舞われたが、わずかな修復だけでとりあえずしので来た場合は、ダメージが蓄積されている可能性が高いと言えます。

また、水害などにより、地質に変化が起こっている場合だと、現在の基礎では耐えられない構造となってしまっている可能性があります。

応急処置だけで耐えてきた住宅は、一度しっかりと診断を受けましょう。

4Mを越える吹き抜けがある

吹き抜けの家
外見は整っていても、吹き抜けがある場合は、地震時に建物が大きく揺れる可能性があります。
1辺が4メートルを超える吹き抜けのある住宅の場合は、よりしっかりとした耐震対策が必要ですので、古い住宅程注意が必要です。

リフォームのポイント

リフォームをする時は、外壁や屋根などの断熱も同時に行う方が、費用も効率もよく行うことができます。

断熱の基本は、住宅をくるみます。

部分部分に施工をするよりも、全体を一気に行う方が、費用効率も上がります。

雨漏りによる屋根の葺き替えや、外壁の工事などをされる場合は、ぜひ一度スーパーホームレスキューへご相談下さい。

お客様にとって最適で最善な案を出させて頂きます。

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